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11月は、迷わず赤本をやれ! (受かる!5つの活用術)

目次

はじめに

本当は、夏休みに1度やっておくのがベスト。しかし、やらずに11月を迎えた人は、11月に赤本をやろう。12月は来月に迫る共通テスト対策に気が取られがち。赤本をやるのは、11月。

自分自身の反省から

・もうちょっと勉強して、各教科を仕上げてから赤本をやろう!
・11月時点でどれだけできるかなんて関係ない。

受験前日まで学力は伸びる!という先延ばしの発想。
これは、逃げでした。できない自分を認めたくない。
やっていないからできない、とも限らない。
でも気持ちですでに負けている。

鉄則1:赤本は11月に解く。攻めの気持ちで取り掛かれ!

本番さながらでやろう

まだ11月だし、歴史は最後まで仕上がっていないし、という言い訳があると、例えば90分の試験時間をまともに使おうという気持ちが起きないかもしれません。これから仕上げる予定の単元がまともに出題されていると、「そこは20分として除外して、70分でやっちゃおう」という気持ちになるかもしれません。NGです。これは、試験本番で勉強はしたけど、手も足も出ない大問が一つあったと想定してください。それでも他の問題で合格ラインを死守できるのか? まだやっていない、という言い訳はこの際封じて、本番通りの時間で、全問と真剣に向き合ってください。

鉄則2:本番と同じ時間、同じ心構えで取り組め!

誤答は何度でも繰り返して、クリアする

時間を測って真剣にやる。しかし、「70点だった〜」と採点をして終わりではない。間違えた問題は、解説を読み、赤本の解説が簡素でよくわからなければ、学校の先生などに質問して、できるようになるまで解き直す。これが大事。

受験する大学の先生が、よく考えて作られた問題です。そして、大学の人事を見ればよくわかりますが、毎年それほどガラっと入れ替わるものでもありません。おそらく教授個人が一人で作問をすることは少なく、入試検討委員会などのメンバーが大問ごとに担当を決めて、問題を持ち寄り、作成をしていくはずです。つまり、あまり入れ替わらないメンバー、かつ複数のチーム制であるならば、大体、傾向や難易度は一定に保たれると見るのが妥当です。

ですから、間違えた問題は、できるまで何度でも解き直し、クリアしてください。それがとっても大事。

鉄則3:間違えた問題は、できるようになるまで何度でも繰り返せ!

最低5年分、できれば10年分をやろう

1、2年分を解いだだけでは、仕事半分です。やるなら、5年、問題がある場合には10年分をやろう。5年分しか掲載されていない赤本なら、アマゾンや楽天、メルカリなどで古い赤本を探してでも、1年分でも多く解くことをお勧めします。

大きな影響はないかもしれませんが、2022年から高校の学習指導要領が改定されています。それに伴う変化があるのかないのか。過去問からの出題の傾向を追っていくことで見えてくるものがあるかもしれません。可能な限り遡って、取り組んでください。

鉄則4:1年でも多く過去問を解け!

結果を踏まえて、学習計画を立てよう

赤本を解くということは、敵を知るということです。敵を知り、自分の弱点がわかったなら、あとは対策を練る必要があります。本番までの学習計画を立て直す必要があります。よく出題されている単元に弱点があれば、その克服を中心に計画を練り直します。

共通テストを受ける生徒は、その対策にも時間を充てなくてはいけません。国公立の2次試験の対策と、共通テストの対策の両方のバランス(仕上がり具合や弱点の度合いによる)を考慮しながら計画を考えます。

鉄則5:敵を知り、自分の弱点を知ったなら、学習計画を練り直せ!

健闘を祈ります! しっかりと睡眠をとり、スッキリとした頭脳で明るく元気に受験を迎えてください。気持ちで負けるな!

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この記事を書いた人

「満点国語」を標榜した国語単科塾を主宰。毎年のように、高校生に模擬試験や大学入試センター試験で、現代文満点を出しています。生徒を実際に教えながら積み上げたノウハウを、ウェブでも公開いたします。

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